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―まずは、プロジェクトの始まりどんな感じですか?
- 松:
- もともと呑みの場で、iTunes Storeから出前館落としたいよって話になって。アンドロイドはこれからの市場だから、やっぱりまずはiPhoneだろうっていうのがいつのまにか事業化してた感じですね。
- 米:
- 話自体は、1年くらい前から話は出てたよね。プロジェクトがはじまったのが2010年7月だから、動きだしたの5月か6月くらいからじゃない?
- 松:
- 決めてからは早かった。すぐ!すぐ!すぐ!って感じで。
―プロジェクトが始まると、それぞれどういったところを担当されました?
- 米:
- マーケティンググループはデザインと機能的なところを担ってました。アプリの1画面の中でどんな項目を入れて、どんな機能を追加して、というのを基本的には僕と松岡くんで決めて、画面も項目がきまれば、デザインが決まってくるので、それを蔵本くんにお願いして、1画面ごとにつくってもらってという感じです。
―デザインで何か要望などはありましたか?
- 松:
- デザインは蔵本さんにお任せでしたよ。「こういう項目を表示した い」とだけ伝えて。
- 蔵:
- そもそも、iPhoneユーザーは年齢層が高いというデータがあったので、20代後半~30代前半くらいかな。さらに男性が多い。ということで、そんなに明るくかわいらしいと いったものではなく、落ち着いたやつにはしようと決めていました。

- 米:
- それにあわせて蔵本くんiPhone買ったもんね。
- 蔵:
- そうです!買いました!前から欲しかったってのもあるんですが、作るとなると自分で見たいなぁと思って。
- 松:
- 笑い話ですけど、業務中にいろんなアプリをダウンロードしてみてるわけじゃないですか。周りからみたら、「またこいつ遊んでるな。」って思われてたと思いますよ。
- 米:
- ほんとに四六時中iPhone触ってた。画面たたいたりしてね。
- 松:
- ずっとiPhone触ってましたもん。いろんなアプリ触って。
- 蔵:
- 触らないとわからないですもんね。
- 米:
- 実際にデザインのところはほかのアプリを参考にしたの?
- 蔵:
- めちゃめちゃ参考にするとそれ寄りになってしまうので、どこを画像にするだとか写真の大きさとかを参考にして、装飾やデザインは頭の中で、自分で考えました。
- 米・松:
- おー!
- 松:
- デザインも大切ですけど、こだわりたかったのは使用感ですよね。携帯とiPhoneはどう違うんだといわれたら「触り心地」しかきっと違わなくって。見た目とか触り心地とか使いやすさとかを一番押したいところですね。


―出前館Appアイコンの社内アンケートを10月にとりましたが、
あの結果は予想通りでした?
- 蔵:
- あれは意外な結果でしたね。僕、最後に(文字もキャラクターも)全部入れよう!って思って作ったのが今のアイコンです。
―すべり込みの案ですか?
- 蔵:
- すべり込みの案です(笑) 最後にもう1案ほしいなと思ったときに(文字とキャラクターを)縦に並べた【※(1)】のが意外と人気だったっていう。
- 米:
- 僕は、今のアイコンの白と赤が反転したやつ【※(2)】がよかったんだよね。バックは白のほうが目立つかなと思って。でもそこは民主的に決めたんで。
- 松:
- 最終的にこの3人の中で、選ばれたアイコンに票入れた人いないですよ。ぼくらだけでアイコンを決めたら、違うアイコンになってましたよ。
―どれが候補だったんですか?

- 松:
- 僕と蔵本さんが「出前館」っていうのれんだけ【※(3)】のパターンです。
- 米:
- でも社内アンケートはやってよかったよね。みんな盛り上がってくれたみたいだし。かなりの投票率だったしね。
―それだけ社内で関心の高いプロジェクトだったんですよ。


―ここは苦労した、しんどかったってことは?
- 松:
- 12月の早い段階で世に出したいっていうのが最優先とはいえ、変な状態のものは出せないっていうジレンマはしんどかったですね。全部できないできないっていえば、何もできないので。何やったらうまく進むのか。今、何が問題なのか。ひとつひとつ明確にしてつぶしていかないといけないってことに時間がかかったかな。
- 米:
- アップル社への申請もね、夜中の2時までかかったよね。
- 松:
- 僕一回帰ってたのに、家が近いからって理由で22時くらいに呼ばれたんですよね(笑)
- 米:
- 1日でも早く出そうってことでね。
- 松:
- そこから夜中2時まで。
- 米:
- 申請って1時間ぐらいで終わるって思ってたんだけど、まったく終わる気配がなくて。
- 蔵:
- 英語ばっかりで全然わからなかったですよ(汗)
―申請はどんな風に進むんですか?
- 米:
- アップル社のサイト上にいろんな情報をアップロードしていく感じ。今回は英語のドキュメントが多くて。ドキュメントが読み込めなかった。
―まずは英語を読んでから、と?
- 米:
- そうそう。たぶん大丈夫、理解できただろうって。
- 松:
- 3割ぐらいの感じしかつかめないっていう。
- 米:
- そこもかなり手探り感満載だったね。
- 松:
- たぶんこんなことを言ってるんじゃないかって。
- 米:
- 申請の仕方も、過去に申請をした人たちがいろいろサイトに情報を載せてたりするから、それを参考にしながら進めてたよ。
- 松:
- 地味に英語力を問われるプロジェクトだったっていう(笑)



―リリース後、ユーザーレビューは気になりますか?
- 米:
- 気になりますね。
- 松:
- 毎日チェックしてますよ!ツイッターでなんかつぶやかれてないかとか。
- 蔵:
- ツイッター見るようになりましたもん。
- 米:
- 確かにツイッターでは結構反響あったしね。そういうところからも世の中に反響のあるものを作ったっていう満足感はありますね。
- 蔵:
- 直接ユーザーの声が返ってくるので満足感は大きいですよね。実感はまだないですけど。ちゃんと出したっていうすっきり感がまだないんで。まだまだやらないといけない課題がたくさんあるなって。
―最後にプロジェクトを振り返ってみていかがですか。
- 松:
- ベンチャー企業だし、こういったことをもっともっとやっていかないとなって思います。世間の人がもっと喜ぶ、面白がるものをどんどん出していきたいですね。守りに入りたくないですね。
- 蔵:
- 攻めたい!
- 松:
- そういった意味では、社内で一番攻めてるプロジェクトだったかなって。手探り感がすごかったですけど(笑)
- 米:
- なんだかんだいってもプロジェクトは楽しかったですね。新しいことをやってるってのもあるし、自分がいつも使っているものの中で動くっていうもの新鮮だったし。
―学生に向けて一言お願いします。
- 蔵:
- 守りに入らないでほしい。若いうちは失うものもそんなにないんだから。
- 松:
- 経験値があると今までのスキルでやってしまいがち。でも、年とってるからできるとか、ベテランだから出来るとか、仕事ってそういうものでもないですしね。
- 米:
- 今回のようなプロジェクトは初めてのことばっかりだったし、経験値なんて関係なかったよ。新しいことを覚えるほうが絶対おもしろいよ!新しいことは攻める気がないと絶対覚えられないからね。それで先輩たちをどんどん追い抜いていってほしい。






